またしてもしまわれていくマウス達.結局市場に出ているワイヤレスマウスをほぼほぼ試していることに.ということでLogicool G403のレビューをしていきます.G900との比較なんかも少々.
結構前の話になりますが,G403を購入したのでレビューしておきます.
それまでのマウス遍歴は以下をご覧下さい.
Logicool G900が素晴らしかったのでRazer Mambaをしまった話 - レビューとか比較とか
今回購入したG403の概要についてはちょうど一年前発表があった頃にまとめています.
ついにLogitechもIE3.0インスパイアの製品を発売 - Logicool G403についてレビュー他
G900が左右対称だったこともあってか少し違和感を感じ始めていたことから,長年使ってきた正統派IE3.0インスパイアであるところのDeathAdder系列に戻ることを考えていました.とはいえそのまま戻るのも面白みがないので,思い切ってG403をどこでも握らずに購入.レビューも好評なので別に外れることもないのではないかと考えつつ.
購入はいつものようにAmazonでポチ.
履歴を見てみると丁度2ヶ月ほど使っていることに.購入時の価格は7,944円でしたので,今は少し値下がりしていますね.流石ロジという感じで,この値段で本格的なワイヤレスのゲーミングマウスを売ってるメーカーはないような気がします.頭一つ抜けた流通量を感じますね.
まぁ安っぽいですね.ただの厚紙の箱です.
マルチランゲージではなく日本語化されたパッケージなのは流石といったところ.
梱包は他の低価格Gシリーズマウスと同じですね.G900はしっかりとした化粧箱でしたが,ここら辺に差があるのは仕方がないでしょう.
若干小さいのが分かるかと思いますが,握った印象は随分と違います.こちらは後述.クリックの造りも異なっているのが分かります.ホイールやボタン数も違ってきています.ホイールは肉抜きされていない分,光るようになっていますが,手のひら側のGロゴは同様です.
裏面の写真がないですが,ソールも少し違います.面積的にはG403の方が全面をカバーできているので,初動の引っかかりが少ないように感じます.
レシーバーは見た目は同じですが,専用のものを刺さないと動かないようになっていました.混線防止のためでしょうか?Logitechのお家芸とも言える共通レシーバーで使いまわせるということではないようです.まぁゲーミンググレードですので,専用通信としてもらったほうが安心感はありますね.
充電ケーブルは共通で同じものが刺さります.ここら辺も再設計をしないことでコストダウンを図ったということでしょう.
結局G403の形って,ZowieのECシリーズで好評だった形で,IE3.0のことをよく理解したプロゲーマー二人がデザインしているのだからそれはそれは握りやすいはずなので,この形が握りやすく感じるのは当然といえば当然だなと思いました.IE3.0から今風の修飾(丸みとか,大きいサイドボタンとか)を加えて作ってあるといったところで,多くのゲーマーに馴染むのではないかと思います.
チープさがあるのではないかと言われれば否定できませんが,8000円前後のゲーミングマウス,ましてワイヤレスとして考えると作りは十分かそれ以上だと思います.ガチガチな剛性のある造りをしている訳ではないものの,遊びもなく使用するにあたって気になるようなことは一切ありません.
サイドボタンもG900に比べて大きく取ってあり,この辺りはIMOインスパイアという気もしますね.あれほど大きくは無いですが.普通のIE3.0やG900に比べてやや手前側に位置しているように感じ,浅めにつまむ人でも奥側のボタンにアクセスしやすいのもGood.
ボタン総数はG900からすると減っていますが,削られているのが使用頻度の低いDPI変更ボタンや,右サイドボタンなので私の使用状況では全く問題ありませんでした(逆にIE3.0系列のマウスで右サイドボタンが付いているものを私は知らないですが).
一方個人的に気になったのが重心の位置で,これがこのマウスに追加ウェイトの穴が実装されている理由になっているのかなという気がします.G900は良く練られたマウスで,つまみ持ちで中心からやや前方を持っている場合であれば,そのままフラットに持ち上げることが出来ますが,G403ではやや前傾してしまいます.つまりG900は中心付近,G403はやや前方に重心があるので,その分,前に引っ張られる感じになっているといったところです.つまみ持ちの際に,薬指にある程度力を入れて握れば問題ありませんが,少し差はありますね.ただ,慣れればどうにかなる範囲ですので,ガバガバな重量配分でどうしようもないというレベルではないです.
バッテリーの持ちですが,こちらもG900と変わらないです.ペーストしては2,3日に一回でしょうか.減ってくると事前に通知が出ますので,そうそう忘れることもないと思います. ただ,ゲーミング以外のグレードであれば通常半年持つモデルもザラですから,短いのもまた事実です.最近は無線充電のパッドも用意しているようですから,そちらを検討するのもありでしょう.そうなるといよいよ無線のデメリットというのもなくなってきます.
ということで私はIE3.0インスパイアが大好きなので,このままG900を箱にしまってG403を使っています.入門からコアユースまで幅広い人に合ったマウスで,充電しなければならないということをクリアできれば強くオススメできる製品です.
それまでのマウス遍歴は以下をご覧下さい.
Logicool G900が素晴らしかったのでRazer Mambaをしまった話 - レビューとか比較とか
今回購入したG403の概要についてはちょうど一年前発表があった頃にまとめています.
ついにLogitechもIE3.0インスパイアの製品を発売 - Logicool G403についてレビュー他
G900が左右対称だったこともあってか少し違和感を感じ始めていたことから,長年使ってきた正統派IE3.0インスパイアであるところのDeathAdder系列に戻ることを考えていました.とはいえそのまま戻るのも面白みがないので,思い切ってG403をどこでも握らずに購入.レビューも好評なので別に外れることもないのではないかと考えつつ.
購入はいつものようにAmazonでポチ.
ロジクール (2016-10-20)
売り上げランキング: 544
売り上げランキング: 544
履歴を見てみると丁度2ヶ月ほど使っていることに.購入時の価格は7,944円でしたので,今は少し値下がりしていますね.流石ロジという感じで,この値段で本格的なワイヤレスのゲーミングマウスを売ってるメーカーはないような気がします.頭一つ抜けた流通量を感じますね.
パッケージとか
注文すればすぐ届きます.まぁ安っぽいですね.ただの厚紙の箱です.
マルチランゲージではなく日本語化されたパッケージなのは流石といったところ.
梱包は他の低価格Gシリーズマウスと同じですね.G900はしっかりとした化粧箱でしたが,ここら辺に差があるのは仕方がないでしょう.
本体
本体をG900と並べつつつ眺めてみます.若干小さいのが分かるかと思いますが,握った印象は随分と違います.こちらは後述.クリックの造りも異なっているのが分かります.ホイールやボタン数も違ってきています.ホイールは肉抜きされていない分,光るようになっていますが,手のひら側のGロゴは同様です.
裏面の写真がないですが,ソールも少し違います.面積的にはG403の方が全面をカバーできているので,初動の引っかかりが少ないように感じます.
レシーバーは見た目は同じですが,専用のものを刺さないと動かないようになっていました.混線防止のためでしょうか?Logitechのお家芸とも言える共通レシーバーで使いまわせるということではないようです.まぁゲーミンググレードですので,専用通信としてもらったほうが安心感はありますね.
充電ケーブルは共通で同じものが刺さります.ここら辺も再設計をしないことでコストダウンを図ったということでしょう.
レビュー
2ヶ月位使ってみての感想をつらつらと.形
まず形ですが,やはりIE3.0インスパイアということもあって右利きの私には非常握りやすいです.つまみ持ちではありますが, えぐれ方や右側面の傾斜がしっくりくる感じで,大変持ちやすいと感じました.左右対称ながら,上手いこと加工したりえぐらせたりしながら握りやすくしていたG900ですが,流石に非対称には敵わないのかなという感じです.結局G403の形って,ZowieのECシリーズで好評だった形で,IE3.0のことをよく理解したプロゲーマー二人がデザインしているのだからそれはそれは握りやすいはずなので,この形が握りやすく感じるのは当然といえば当然だなと思いました.IE3.0から今風の修飾(丸みとか,大きいサイドボタンとか)を加えて作ってあるといったところで,多くのゲーマーに馴染むのではないかと思います.
チープさがあるのではないかと言われれば否定できませんが,8000円前後のゲーミングマウス,ましてワイヤレスとして考えると作りは十分かそれ以上だと思います.ガチガチな剛性のある造りをしている訳ではないものの,遊びもなく使用するにあたって気になるようなことは一切ありません.
ボタン
クリック感はすっかりお馴染みになってしまった,Logitechのお家芸とも言えるバネ入りの軽いタッチで,これに慣れると他のマウスで格段に重く感じる様になります.異様な軽さというほどではないものの,左右メインボタンを連打するLoLや,軽く押したりしたいFPSなどなど,この効果が負に働くことはないはずです.G403でも十分にその恩恵は感じられる設計になっていますが,G900の特別機構の軽さは更にその上を行く感じはします.なので,最も軽いタッチを求めるのであればG900をオススメしますが,握りの良さも考えるとドッコイドッコイでしょう.サイドボタンもG900に比べて大きく取ってあり,この辺りはIMOインスパイアという気もしますね.あれほど大きくは無いですが.普通のIE3.0やG900に比べてやや手前側に位置しているように感じ,浅めにつまむ人でも奥側のボタンにアクセスしやすいのもGood.
ボタン総数はG900からすると減っていますが,削られているのが使用頻度の低いDPI変更ボタンや,右サイドボタンなので私の使用状況では全く問題ありませんでした(逆にIE3.0系列のマウスで右サイドボタンが付いているものを私は知らないですが).
ワイヤレス
重さ含め,ワイヤレスであることについてですが,こちらはG900と変わらず全く意識することではないです.有線以上に早い無線,ワイヤード並みの軽さで,バッテリー入りであることすら感じさせません.正直,もうこのメーカーに対して無線だ有線だというのは野暮な気がします.ソフトウェアの安定性もよく,バッテリー切れ以外でマウスポインタが動かなくなったのは,使用していた2ヶ月で一度もなかったはずです.ポインタの飛びもないです.一方個人的に気になったのが重心の位置で,これがこのマウスに追加ウェイトの穴が実装されている理由になっているのかなという気がします.G900は良く練られたマウスで,つまみ持ちで中心からやや前方を持っている場合であれば,そのままフラットに持ち上げることが出来ますが,G403ではやや前傾してしまいます.つまりG900は中心付近,G403はやや前方に重心があるので,その分,前に引っ張られる感じになっているといったところです.つまみ持ちの際に,薬指にある程度力を入れて握れば問題ありませんが,少し差はありますね.ただ,慣れればどうにかなる範囲ですので,ガバガバな重量配分でどうしようもないというレベルではないです.
バッテリーの持ちですが,こちらもG900と変わらないです.ペーストしては2,3日に一回でしょうか.減ってくると事前に通知が出ますので,そうそう忘れることもないと思います. ただ,ゲーミング以外のグレードであれば通常半年持つモデルもザラですから,短いのもまた事実です.最近は無線充電のパッドも用意しているようですから,そちらを検討するのもありでしょう.そうなるといよいよ無線のデメリットというのもなくなってきます.
まとめ
値段,性能,造り,そして大手メーカーならではの保証体制などを含めると間違いなく買いでしょう.途中でも書きましたがZowie EC2をワイヤレスにしたような感じで,非常に握りやすいです.形も小ぶりで,軽いということで日本人の体格にも合っていると思います.G900と比較すると重量バランスやクリック感の違い,左右非対称であるということなどの差異がありますが,好みの差で解決できるレベルです.とはいえ値段差を考えると2,3千円ですから,それを踏まえるとG403でいいかなという感じ.
ロジクール (2016-10-20)
売り上げランキング: 544
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ということで私はIE3.0インスパイアが大好きなので,このままG900を箱にしまってG403を使っています.入門からコアユースまで幅広い人に合ったマウスで,充電しなければならないということをクリアできれば強くオススメできる製品です.